16時間断食を始めて3年以上経った
こんにちは、プカちゃん(@phukachan100)です!
近年、よく耳にする言葉「16時間断食」
最近では、オリラジの中田さんもYouTubeで取り上げていて話題になりました。
「8時間ダイエット」や「プチ断食」、「半日断食」や「半日ファスティング」…。
色々ありますが、言葉を変えただけで、要は、1日のうち約16時間、何も食べない時間を作るということです。
私は16時間断食をかれこれ3年以上続けています。
といっても、ゆるくです(^◇^)
基本、趣味が食べること。マックのポテトは通算1トンは食べたと自負しています。
ゆるくやっているにも関わらず、16時間断食を始めてすぐに、体調の変化が手にとるように分かりました。
痩せるのはもちろんのこと、3か月~半年経つ頃には、悩みの種だった症状が完治、又は大幅な改善。
そして今もゆるく続けています。
この「ゆるく」と言うのは、
・目標は16時間何も食べない!だけど、時々は14時間ぐらいでもヨシとする。
・休日は気にせず、好きな時間に食べる日もある。
・友達との外食や、旅行中などは一切気にしない。
だいたいこんな感じです。
16時間断食はいたってシンプルです。1日の中で、16時間何も食べない時間を作るだけで、寝ている時間を活用すれば意外とラクにできます。
なので、「晩ご飯を食べてから、16時間は何も食べない」が一番やりやすいです。
例えば、晩ご飯を夜8時に食べたとしたら、次の日の昼12時までは何も食べません。晩ご飯が7時なら、次の日の11時までは何も食べない、ということになります。
つまり、必然的に朝ご飯抜きになり、一日2食(プラス間食)を8時間以内に済ますことになります。
人間の体は食べ物の消化に莫大なエネルギーを使うので、あえて空腹時間を設けることにより、そのエネルギーを体内の修復に充てて、不調を治したり、余分な脂肪を落としたりできる、という仕組みです。
この何も食べない16時間は、水分はしっかりととります。
もちろん基本は水ですが、お茶やコーヒーもOKです。コーヒーはカフェインの刺激が強いので、できたらアメリカンやノンカフェインがおすすめです。
私が抱えていた症状一覧
ここで、16時間断食を始める前の私の体調まとめました。
当時32歳、こうして書き連ねると、よくまぁここまで…と苦笑いです。
・年々酷くなる異常な冷え性
常夏タイに住んでいるにもかかわらず、厚手の靴下が手放せませんでした。
飛行機に乗るときは真冬用の靴下を2枚重ね。それでも、足の感覚がなくなるほど冷えていました。
・ほぼ毎晩「悪寒戦慄」で目が覚める
真夏でも、深夜に異常な寒さで目が覚めていました。寒さで歯はガチガチ音を立て、体の震えも止まらず。しばらくしたら滝汗。後に自律神経の異常と分かりました。
・肩をトンカチで叩きたい衝動…全身のこり
こるだけならまだしも、とにかく首、肩、腰の違和感がものすごく、30分に1回は全身をバキバキ鳴らしていました。「それ、首から出る音じゃないよ。病院行った方がいい」と言われるレベルでした。
・ファンデで隠しきれない肌荒れ
肌がとても荒れやすかったです。おでこや口元の吹き出物は1つ治ったら2つできる無限ループ。
他にも、ある日突然顔の左側だけ吹き出物で埋め尽くされ、皮膚科に通っていました。
・仕事後の異常な疲労
疲れすぎてうちの中を歩けないので、ほふく前進していました。立つのすら億劫。なんでこんなに疲れているんだろう…と涙する日もありました。
・モフりたいのに…猫アレルギー
猫が大好きなのですが、子供の時から猫アレルギーで、長い時間猫を撫でたり抱っこしたりすると、喉の奥のかゆみと腫れで唾が飲み込みにくくなったり、くしゃみ、鼻水、目の痒みなどが出てきて、モフモフするのは夢のまた夢でした。
・年に3~4回ほど重い風邪
1か月半咳が止まらなかったり、2週間声がまったく出なくなったり、帯状疱疹になったり…。疲れがたまるとよく体調を崩していました。
トドメは血液検査
本当に自分の体と向き合うきっかけとなったのが、検診でした。
お酒はほとんど飲まないにも関わらず、肝臓の数値が高齢の大酒飲みに匹敵。
お医者さん曰く、「生まれつき肝臓に問題があるのかも」と…。
これは本気で生活習慣を見直すしかない。今まですべて「体質」で片づけてきた症状の数々を、どうにかする時が来た!おおごとになる前に、今どうにかしよう!と決心しました。
16時間断食、開始!
しょっぱなから、体調の変化や気づきがあったので、時系列でまとめました。
0日~3日
ウワサ通り、初めの3日間がけっこう辛かったのを覚えています。
以前は、朝は何かしら食べていたので、何かをつまみたい衝動にかられました。
数時間後の昼になれば食べられるのに、今すぐに何か食べたくてイライラしました。
いつもの私なら、「ハイ我慢はここまで!ストレスは大敵!食べちゃえ~!」となっていたのですが、この時は、16時間断食を続けたらどうなるか知りたい気持ちの方が、なんとか勝ちました。
基本飲み物は水以外もOKなのが助かりました。(※無糖のもの、お茶やコーヒーなどほぼ0カロリーのもの※)
1~2週間
1週間過ぎたあたりから、まず肌の質感がかわりました。ツヤっとして吹き出物ができなくなってきました。
そして、快便。
このぐらいから心境の変化が訪れました。
「朝ご飯を食べても食べなくても、どうせ昼にはお腹が空くんだし、だったら朝ご飯食べなくてもいいや。16時間断食、続けてみよっと」
食べ物に支配されていた自分が嘘のように、軽く考えられるようになっていました。
2週間~1か月
朝の目覚めが格段に良くなりました。目覚ましが鳴ったらスパッと起きられる。
なんといっても体が軽い、全然だるくない!起きてすぐに元気、洗面所までサッサと歩ける、なんか不思議な感じ!
そして、疲れにくくなりました。夜は普通に快眠。以前の「疲れすぎて眠れない」がなくなって、ベッドに横になってすぐスッと眠りに落ちるようになりました。
1か月~2か月
気づいたら6キロほど痩せていました。
なんか顔がシュッとしてきたなとは思っていましたが、そもそも16時間断食を始めた理由が、健康になりたい一心だったので、そちらに気を取られていて、体重の方は量っていませんでした。
胃も小さくなったのか、そんなにバカスカ食べられなくなっていました。
疲れないし、肌もきれいになったし、快便だし、痩せたし、この時点で大満足。
そして、いかに普段自分が食べ過ぎていたか、よく分かりました。
3か月~半年
厳密には、いつぐらいからかは覚えていないのですが、全身のこりが消えていました。
ふと、「あれっ、最近私、首や腰を鳴らしてない!」と気づいたのです。
試しに首を左右に傾けましたが、鳴らない。肩もこっていない。ずーっとスマホを使っていると、さすがにこりますが、酷いこりではない。
この頃には、あれから更に2キロ、計8キロ痩せていました。
半年以降
気づいたら、分厚い靴下をはかなくなっていました。
そして、日本へ一時帰国。機内で足がまったく冷えていないことに気づきました。
念のため、機内には真冬用の靴下を持ち込んでいましたが、出番なし。足もつらない。
すべてが確信に変わったというか、静かに興奮していたのを覚えています。機内で足が冷えないなんて、以前の私から考えたら、信じられないことでした。
半年が経ったぐらいから、猫アレルギーが完治しました。
今では、猫に顔をうずめようが何しようが、くしゃみ一つでません。個人的にはこれがめちゃくちゃ嬉しかったです。
それから、夜中に悪寒戦慄で目が覚めることもなくなったし、異常な滝汗もかかなくなりました。
そして、肝心の肝臓の数値はどうなったかというと…
半年後の血液検査では、正常値になっていました。
お医者さんに「生まれつきかも…」と言われていた肝機能が、半年でもとに戻ったのです。
これにはびっくりしました。
どうやら、私には16時間断食がかなり合っていたみたいです。
糖質制限もゆるくいっしょに
実は同じ頃から、軽く糖質制限もしていました。
というのも、大好物はパンやお菓子などで、明らかに糖質過多の食生活だったこと、調べていくうちに体の不調は糖質の摂りすぎも関係していることが分かったからです。
初めは辛かったですが、16時間断食をしていると、糖質中毒からも抜け出しやすく、あっという間に慣れたのでラクでした。
糖質制限といっても、工夫したゆるいものだったので、普通にマックにもケンタにも行くし、ピザもラーメンも食べていました。
16時間断食をしている方たちのブログや記事を読みましたが、みなさんそれぞれ効果が出ている方がたくさんいました。
「肌がキレイになった」
「体調が劇的に良くなった」
「花粉症が治った」
「血圧が正常になった」
16時間断食についてのYouTubeのコメント欄にも、体験談を書きこんでいる人がたくさんいるので、ぜひ見てみることをおすすめします。
私のように切羽詰まっているなら、軽い糖質制限と並行してやるのもいいと思いますが、16時間断食だけでも相当な効果があるので、食べてもいい8時間をこれでもかと暴飲暴食しなければ、糖質制限はしなくてもいいと思います。
16時間断食のデメリットは
稀に、胆石症になる方がいるそうです。原因は、16時間断食中の水分不足。
だから水分をしっかりとる必要があります。
そしてもう一つの原因は、長時間の断食にあります。
14時間以上絶食すると、人によっては胆のうの働きが低下し、胆汁の成分中のコレストロールの割合が上がってしまい、これが胆石ができやすくなる原因になるそうです。
人にとって合う合わないは必ずあるので、自分の体調を見ながらやっていくことをおすすめします。