海外で暮らしている日本人は約139万人!年々増加傾向
こんにちは、タイ在住のプカ(@phukachan100)と申します。インスタで漫画(?)も描いています。
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インスタやブログでタイ生活の発信を始めてから、「いつかタイ移住を考えています」「将来どこかの国に住んでみたいです」という方々から、DMを頂くようになりました。
同じような方に出会えた嬉しさで、いつもウキウキと頂いたDMを読ませていただいています!
タイに住んで15年、様々な移住者に出会って来ました。
日本人だけではなく、他国からの移住者とも交流していると、移住を【楽しめている人】と【楽しめていない人】に、パックリと分かれていることに気づきました。
後者の方たちの中には、「もうここにはいたくない」と母国に引き上げたり、少数ではあるけれど、自ら選んで移住してきた国をディスりまくる日々を送っている方もいます。
この【楽しめている人】と【楽しめていない人】の二極化は、なにもタイだけではありません。アメリカやイタリア、マレーシアに移住している日本人の友だちも、同じようなことを言っていました。
ではなぜ、好き好んでその国に移住したにもかかわらず、「こんなはずじゃなかった!」側に転がってしまう人がいるのでしょうか?
もちろん、単にその国が自分に合わなかったとか、解決しがたい問題や理由があったり、お仕事の関係で、やむを得ず移住して来た方もたくさんいらっしゃると思います。
ここでは、「自分自身で海外移住を決めた方」が、楽しくラク~に海外生活ができるような思考法をご紹介します。
プカ個人の勝手な考えですが、これから海外移住を考えている方、今以上に楽しく海外生活を送りたい方へのヒントになれば幸いです。
バナナをリンゴだと言われたら、どうする?
結論からいうと、「バナナをリンゴと思えるか!?」だと思います。
例えば、その国の人が、バナナを指さして「これはリンゴだよ」と言った時、自分がとるリアクションで、海外生活のこれからが分かると思います。
バナナを指さして「これはリンゴだよ」なんて言われたら…
普通なら、「いやいや、バカ言ってんじゃないよ。どう見てもバナナだろ。これのどこがリンゴなんだよ。これは、バ・ナ・ナ!!」となります。
だって、私たちの目に映っているそれは、紛れもない「バナナ」だからです。
にもかかわらず、その国の人は、訝しげな表情をして、「おい日本人、何を言っているんだ。どう見てもこれはリンゴだろうが。」と言ってきます。
ここでついヒートアップしてしまう人も多いはずです。
相手が間違っている!という揺るぎない自信があるので、あきれた態度で「あのさあ、まず長細い形を見てごらん?それにこれ黄色いよね??これのどこがリンゴなの?リンゴは丸くて赤いよねえ?」と説明したり、
中には、相手をけなしたり、バカにし始める人もいます。どうにかして目の前の人に、これはバナナだと認めさせようと、あの手この手。
「これはリンゴじゃないんだよ、なんで分からないんだよ!」
「見りゃ分かるだろうが、これはバナナなんだよ!」とキレはじめ、
「もういいよ!本当にバカだなぁ。日本では、いや、世界ではこれはバナナなんだよ。ったく、これがバナナに見えないなんて、どうなってるんだこの国の人は…」となります。
この相手に分からせてやろう、気づかせてやろうという感情を持っていると、一番損するのは結局自分です。
考え方は、あっという間に「癖」になってしまいます。そして、その「癖」は、時間が経つと「信念」に変わります。
この相手に分からせてやろうという気持ちを持ったままで相手と会話をしてしまうと、傍から見たら、【やたら上から目線の態度がでかい変な人】。
このようなタイプの人は、次第に相手(その国の人たち)を見張り始めます。
「どうせこの人(たち)は何も分からない」
「またあんなことしてる、またあんなこと言ってる」
「なんでこんなことやっちゃうかねぇ」
「こんなことも知らないのか、日本じゃ普通なんだけどね」
厄介なのは、本人には見張っている意識がないことです。
無意識にその国、その国の人のマイナス部分だけを探し続け、次第に、探さずにはいられない状態になります。
そしてそれを見つけては、イライラ、悶々とし、それがストレスに変わります。
そして「このストレスの原因はあいつらだ!!」と、最後にすべて相手のせいにするところまでがセットです。
これはかなり極端な例ですが、実際にこういう方を見たことがあったり、私もそうなりかけていたので、今思えば本当に恥ずかしいです。何様だったんだろう。完全なゴミ思考でした。ゴミでした。
気づいたら軌道修正。少しズレたら、また軌道修正。
私がタイに住んでいる理由は、タイに住みたかったからです。すべて自分で決めました。
別に、タイに「住んでください!」とお願いされたわけでもないし、「タイに住まなかったら命はないぞ!」と脅されて、泣く泣くタイに住み始めたわけでもありません。
勝手にズカズカとタイに住み始めたにもかかわらず、何かあれば
「えーっ信じられない!日本じゃありえない!タイ人なんでそんなことしちゃうかなー!?」
など、自分の正しさ(笑)に浸っていた時期もありました。
本当にごめんなさい…。
では、どんな思考ならラクになるの?
現地の人が、バナナを指さして「これはリンゴだよ」と言った時…
「えっ、どう見てもバナナじゃんwでもここではこれがリンゴなのか…ほほぅ」
「えーっ、ここじゃこれはリンゴなの!、こんなところにもお国違いが…覚えておこう」
「えっバナナなのにwまぁいいや、リンゴということにしておこう」
「言われてみると、だんだんリンゴに見えてきた気がするw」
「とりあえず両方おいしいw」
要は、まずはそれを受け入れて、「まぁ、そういうことでいいやw」と思える余裕を持つ。
「諦める」ではなく、「受け入れる」です。
「へぇ~おもしろいなぁ」
「いいのかこれは!?…まぁいいのかw」
「あーなるほど、こういうことねw」
自分に起こることに、できるだけポジティブな反応をしてみる。プラスに受け取る。おもしろく受け流す。マジにならない。
これを意識的にしていくと、さっき書いたように、それが「癖」になり、やがて「信念」になります。これは色々なことに応用できると思います。
そして、この思考法で一番得するのは他の誰でもない、自分です。
ここぞとばかりに自分の常識(笑)をひけらかす必要なんてない。
感情は自分で選べます。起こった出来事に、「おもしろい」という感情を付けるのか、「ムカつく」という感情を付けるのか、すべて自分で自由自在に選べます。
海外で暮らすと、どうしてもたくさんのお国違いを目にしたり、実際体験する機会が多々あると思います。
その時に、できるだけポジティブな感情を付けることができれば、そこそこ楽しい海外生活が送れると思います。
もちろん、犯罪行為や、明らかに自分に害が及ぶ出来事があったら、「思考が…」なんて寝ぼけたことを言っている場合ではありません。
お釣りをちょろまかされた、不当な額を請求された、明らかに差別的な態度をとられた、などはしっかり抗議する、然るべきところに相談する、などしなければなりません。エセポジティブをやっている場合ではありません。
あくまで、「こんな考え方をしてみると、普段の生活が楽になるよ」という感じです。
類は友を呼ぶとはよく言ったもので、この思考法を実践していると、同じような考えの人たちと気が合うようになり、更に毎日が楽しくなります。
最後に…もっともっとラク~になる魔法の言葉
これは私もよく使っている言葉です。
たとえば、レストランでガパオライスを注文したとします。豚ミンチのガパオを注文したのに、鶏ミンチのガパオが来てしまった。
ここで「注文したのは豚ミンチのガパオライスなんですけど…」と店員さんに伝えるのが一般的ですが、「まぁ別に鶏でもいいか…」と思ったら、こう呟いてください。
「まぁ、これはこれでw」
この言葉には、体の緊張をほぐす効果でもあるのでしょうか、とても気楽になります。
予定が狂った時、思ったものとちょっと違うものが来た時、何かを失敗しちゃった時…
そんな時は一言、「まぁ、これはこれでw」で、片づけてしまいましょう。
他の誰のためでもない、自分のためです。ちょっとした工夫で、自分がもっと気楽に、生きやすくなります。
大人なら、自分自身のご機嫌をとるのは、他の誰でもなく自分自身ですが、ちょっと難しい時もありますよね…汗
おもしろい情報を見聞きしたり、思いついたりしたら、まずは実践!をモットーに、今日もゆるくタイで暮らしています。
最後は海外移住と関係なかったけど…、まぁこれはこれで!w
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